これまでに顧問・経営アドバイスを行ったモデルケースをご紹介いたします。
建設業
- 【売上】
- 1億円
- 【従業員】
- 10人
- 【ストーリー】
- 人の手配により、売上が計上される、典型的な人工(にんく)の会社である。
社長等会社の努力により営業力を活かし順調に受注を伸ばしていた。
しかし、営業=受注=売上増のみ意識し、資金繰りには無関心(不得意)であった。
少額である人工代も受注増により支払増となり、受注先からは、売掛金(締め)での対応だったため、気付いたときには、受注をストップしなければ人工代が払えない状況になっていた。
結果、一手に担っていたものを逃してしまい、他社に発注されてしまった。
- 【気付きますか?】
- 途中からビジネスモデルを拡大し売上増へ、その根本的な売上源泉の把握をしていなかった。
この場合、売上源泉は人工代と考え、資金計画をするべきであった。
- 【リスクの把握】
- 大規模な受注をしてしまっていたら、黒字倒産へ一直線の可能性も。
人工代の支払い遅延による信用不安、そして受注先からも信用を失い発注停止へ。
- 【対応】
- 人工代の支払いに対する受注許容量を把握できる資料を作成。
さらに、受注量を伸ばせるように、銀行と折衝。
- 【結果】
- 銀行借入によって安定した受注を増加させることができるようになった。
これにより売上のベクトルを向上させることができ、飛躍のための土台を作ることができた。
経営も安定し、次のステップへの時間を創ることができた。
1つだけの業態を、2つ3つと増やす環境を整えることができた。
- 【会計・税務】
- 受注増により、利益も増加していくが、資金はない状態(受注増による)人工代の支払いが増加し、先行して支払いが発生。
利益が出ているので、交際費等の諸経費を過大に使用し、過度な節税を行うことにより、資金が枯渇する。結果B/Sとの折衝も困難になり、リスクが発生。